三日坊主を治すには、あえて三日坊主を目指すこと

最初はあんなに熱意に燃えていたのに、いざ始めてみると、もはや心が折れそう。

 

何をやっても、長続きしたためしがない…

 

自分は、なんて飽き性で、根性なしなんだろう…

 

そんなふうに思っているのなら、大丈夫。安心してください。

 

人ってそもそも、飽き性なんです。

 

飽きるからこそ、次々と新たなことを試して、発展してきたのです。

 

どんな人でも、どんな楽しいことでも、永遠繰り返していれば、“飽きる”。

 

当たり前なのです。 

 

しかし、続けたいのに続けられないとなると、それはそれで悩みもの。

 

実際あなたの周りには、物事を長く続けられる人も存在するはずです。

 

では、彼らとあなたとの違いは、一体何なのでしょうか。

 

それは、“距離感”です。

 

最初のうちから物事に“近づきすぎ”てしまうと、燃え尽きてしまうのです。

 

前のめりになって、全力投球してしまってはいませんか?

 

そもそも飽きる生き物なのに、「飽きずに続けるんだ」なんて力んでしまうと、飽きてきたときのショックに耐えられません。

 

最初と同じ楽しさが常に持続し、最初と同じ情熱が維持できなければ、モチベーションが下がってしまいます。

 

一方で“続けられる人”は、物事との距離感を保つのが、非常に上手いのです。

 

飽きることは想定の範囲内なので、「よそ見してもいい」ぐらいの気持ちで、力を抜いた状態で物事に向き合います。

 

すると逆に楽しむ余裕が生まれ、気づいたら案外、楽しく続いてたりするわけです。

 

多少の飽きを感じても想定通りなので、大きなショックも感じません。

 

この“絶妙な距離感を保つこと”こそが、“継続のコツ”なのです。

 

「やれやれ」と言われると、逆にやりたくなくなるのが人間の性。

 

自分自身に「続けなきゃ」「やらなきゃ」ってプレッシャーをかけると、楽しかったはずの作業も、一気に面倒な“宿題”に感じられます。

 

一方で、「やるな」と言われると、逆にやりたくなるのもまた人間の性。

 

一定の距離感を保つことで、自然と「やりたい」が引き出され、物事の魅力が持続し、ストレスなく継続できるようになるのです。

 

“あえて三日坊主”を目指しましょう。

 

「続けなきゃ」じゃなくて、「三日でやめなきゃ」と考えるのです。

 

あなたの中の情熱が、きっと再び目を覚ますはずです。