「消えたい」うつによる人生の絶望から抜け出すたったひとつの方法

こんにちは、さいちょうです。

 

10年ほど前、私は重度の鬱状態を経験しました。

 

頭の中は異常な不安とマイナス思考に常に支配され、体はみるみる痩せていき、一睡もできない日々が続きました。

 

自分は誰・・・?

 

そんな疑問におそわれるほど、もう何もかもがわからない状態になっていました。

 

当時は、「生きてることが怖い」とさえ感じていました。


1分1秒が過ぎるのを、必死の思いで死なずに耐えている。

 

不安、恐怖、パニック、絶望感。

 

 

誰か助けて・・・

 

でも、大丈夫。

 

そんな私でも、人生のどん底からしっかりと立ち直ることができたんです。

 

その後の人生は、むしろ好転したんだ。

 

この記事を最後まで読むと、「消えたい気持ち」は人生最高の転換点になる。

抑圧の限界点


生きていても楽しくない。生きていく自信がない。生きるのに疲れた。生きる意味がわからない。生きるのが怖い。

 

消えたい・・・

 

なぜ私たちは、何不自由ない生活を送っているにもかかわらず、「死にたい」と思うほど追いつめられてしまうのでしょうか?

 

その原因は、自我の抑圧が限界を迎えたことにある。

思考グセ


私たちはみんな、反射的な脳の思考パターンを持っています。

 

反射的な脳の思考パターンは、幼少期からの様々な経験と、生まれ持った脳の性格が複雑にからみあって形成されていくもの。

 

  • 脳に「肯定グセ」があるA君
  • 脳に「否定グセ」があるB君

 

例えばこの2人が「アイドルなりたい」という夢を胸に抱いたとしましょう。

 

A君の思考パターンは、非常にシンプルです。

 

 

僕、アイドルになりたい!

 

自分の気持ちを、おそれず人に話すことができる。

 

何からはじめよう?

 

失敗をおそれず、思考を行動につなげることができる。

 

ダメだったけど、いい経験になった!

 

仮に失敗しても、行動の結果を受け止めて前を向くことができる。

 

一方で、B君の思考パターンはどうでしょうか?

 

 

アイドルになりたいなんて言ったら、バカにされるかもしれない・・・

 

自分の気持ちを人に伝えることが、怖い。

 

そもそも自分には、無理に決まってる・・・

 

失敗することが、怖い。

 

僕は本当は、アイドルになんかなりたくないんだ・・・!

 

最終的には自分自身ですら、自分の感情がわからないようになっていく。

心の防御壁


もうこれ以上・・・

 

傷つきたくない。失敗したくない。笑われたくない。否定されたくない。

 

自分の心を守るために築き上げてきた、高い高い心の防御壁

 

壊れそうな心をなんとか保つためには、どんどん「プライドが高い人」、「感情がない人」に、ならざるを得なかった

 

 

そうして人生における無限の選択肢を「心の防御壁」で塞ぎ続けた結果・・・

 

ついに八方塞がりになってしまったとき、人は人生に絶望してしまうのだ。

変化する脳


でも、大丈夫。
安心してください。

 

無意識に脳がおこなう反射的な思考パターンは、新たな思考や経験によっていくらでも書きかえることができるんです。

 

 

だから、これまでの人生経験や生まれ持った脳の性格を恨む必要はまったくありません。

 

人生の選択肢を塞いでいる「心の防御壁」さえ取り去ることができれば、あなたには無限の道が残されている。

 

でも、「心の防御壁」を取り去る勇気が簡単には出ないから、みんなもがき苦しんでいるんですよね。

 

あなたは今、壁をぶち破るチャンスを手にしているのです。

「死にたい」矛盾


「死にたい」は、人生最高の転機になる。

 

本気で死を意識した人間は「無敵モードの人生」が手に入るんだ。

 

お金、見栄、名誉、意地、こだわり、世間体、羞恥心、プライド。

 

あなたの人生を縛りつけ、死にたくなるほど苦しめてきた、数えきれないほど多くの鎖。

 

そのすべてが・・・

 

「死」を前にすれば、なんの意味もなさないものに一瞬にして変わってしまう。

 

 

失敗すること。挑戦すること。バカにされること。批判されること。

 

笑われること。失うこと。嫌われること。みっともないこと。

 

これらすべて・・・

 

生きていく前提があるから、怖かったのです。

「死」を前提に生きる

 

さぁ、視点を変えよう。

 

どうせ死ぬなら・・・

 

本当は興味があったけど、恥ずかしくて勇気が出なくて、できなかったこと。

 

どうせ死ぬなら・・・

 

本当は伝えたかったけど、照れくさくて相手の反応が怖くて、言えなかったこと。

 

どうせ死ぬなら・・・

 

本当は欲しかったけど、お金が減るのが怖くて、買えなかったもの。行けなかった場所。

 

片っ端から、やってみるんだ!

 

 

人は「死」を前にしてはじめて、自分の殻を打ち破る勇気がわいてくるのです。

捨て身で生きる


どうせ死ぬなら、やけくそでいい。

 

ひそかに憧れていた国に、今すぐ旅立つ準備をはじめてください。

 

どうせ死ぬなら、やけくそでいい。

 

相手の反応が怖くて今まで言えなかった言葉、相手にぶつけてみてください。

 

どうせ死ぬなら、やけくそでいい。

 

世間体を気にしてチャレンジできなかった業界に、今すぐ飛び込んでみてください。

 

 

捨て身の精神でいい

自我の解放

 

ささいなことでも、いいんだよ。

 

人前で、思いっきり歌ってみたことありますか?

 

人前で、思いっきり泣いてみたことありますか?

 

人前で、思いっきり怒ってみたことありますか?

 

 

自分のことだけを考えて、生きてみたことがありますか?

ダサくなれ!


死ぬつもりならもう、どんなに笑われたって、失敗したって、恥をかいたって、かっこわるくたって、何を失ったって・・・

 

もう何ひとつ、怖くないはずなんです。

 

やけくそだ!

 

生きてるうちに・・・

 

自分を閉じ込めてきたその殻を、一度は破ってみてください。

 

自分のことだけを考えて、一日を生きてみてください。

一日一生


「今日が人生最後の日」

 

 

そんな気持ちで、一日一日に向き合ってください。

 

すると、不思議なことに・・・

 

あなたの行く先を塞いでいた無数の「心の防御壁」はみるみる音を立てて崩れ去り、信じられないほど、人生がおもしろくなってくるんです。

 

もう一日、生きてみようかな・・・

 

朝の目覚めで人生がはじまって、夜の眠りで人生がおわる。

 

一日を一生のつもりで、全力で生きてみてください。

 

そもそも私たちに明日がある保証なんて、はじめからどこにもありません。

 

明日は幻なのです。

 

 

大丈夫。
かっこわるくて、いいんだよ。

 

最後まで耳を傾けてくれて、どうもありがとう!つらいときはきっとまた会いにきてね。約束だよ。