もしかして、都合よく使われてる?
バイトのシフトを代わってほしい、手伝ってほしい、参加してほしい、紹介してほしい、お金を貸してほしい・・・
他者からの断りづらい頼みごとに、振り回されてはいませんか?
実は「NO」が言えない人は、4つのちょっとした「勘違い」を抱えています。
この記事を最後まで読めば、もう、都合のいい人なんて呼ばせない。
理由の模索
頼みごとを断るのに、明確な理由を述べる必要があると思ってはいませんか?
断ることに、理由はいりません。
相手の依頼を断るにあたって、明確な理由を「持つ必要」も「伝える必要」もないのです。
「その日はちょっと」
「やることがあって」
このぐらい曖昧な返答で、十分なんです。
本当は「やること」なんかないにも関わらず、嘘をつくのに罪悪感があるという方へ。
寝る、起きる、食べる、歯を磨く、ゴロゴロする。
これらも立派な、「やること」です。
決して嘘にはならないので、安心してください。
相手に納得してもらえそうな明確な理由を並べたところで「NO」は「NO」、言い訳がましくなるだけなのです。
その日はちょっと!
やることあるんだ、ごめんね!
無理に取り繕わず、さっぱり手短に断ることが、相手の印象に重く残らず、気まずくならないコツなのです。
円満の破壊
相手との良好な人間関係を維持するために、相手の頼みを断れない人がいます。
しかし、その涙ぐましい努力の結果は・・・
「あなたに頼りっぱなしの相手」と、「相手のワガママにうんざりしている自分」ではないでしょうか?
良好な人間関係のため「NOを言わない」行為は、むしろ、円満な関係性を破壊する近道なんです。
良好な関係を保つためにも・・・
「できること」と「できないこと」の線引きは、明確にしておく必要があるのです。
内心うんざりしながらOKすることは、相手との関係性のため、一切プラスにならないということを、肝に銘じよう。
権利の軽視
「NO」が言えない人を「優しい人」だと思ってはいませんか?
相手のためを思って自分の心を犠牲にする人は、決して「優しい人」ではありません。
一番大切なはずの自分自身の心を、グサグサと痛めつけている・・・
非情な人なんです。
相手の権利同様、あなた自身の権利を、しっかりと認めてあげてください。
相手に頼む権利があると同時に、あなたには断る権利があるのです。
どちらの権利も対等に、決して軽んじてはならないのである。
妄想の肥大
断ったら、嫌われてしまう
断ったら、冷たい奴だと思われる
こんなふうに、相手の心の中を勝手に想像し、断るのが怖くなってしまうことがあります。
しかし、相手がどう感じるかは、あなたが考える問題ではない。
相手の課題に勝手に踏み込んで、あれこれ想像したところで、相手の心をコントロールすることは出来ません。
「どう思うか」の判断は、あくまで相手の心が決めるのです。
相手に合わせ続けたところで、相手に好かれる保証はありません。
「優しい」と思われるかもしれないし、逆に「都合がいい」とか「自分がない」と思われるかもしれない。
NOと言ったところで、相手に嫌われる保証はありません。
「冷たい」と思われるかもしれないし、逆に「正直でいい」とか「芯がある」と思われるかもしれない。
結局のところ、判断は相手の課題なんです。
あなたがどんな行動をとろうが、嫌われるときは嫌われる。
コントロール下にない相手の反応を勝手に妄想し、嫌われることを恐れるのは、もうやめましょう。
▼参考図書
さいごに
いい人だと思われたい!
くだらない欲が、たった一度の人生の主役を、あなたから他人へとすり変えていく。
主役を奪われてはいませんか?
あなたの人生、周りはみ~んな脇役なんです。
嫌われたっていい。
さぁ、脇役の頼みを聞き続けて消耗する主人公のドラマは、今日で卒業ですよ!