アフターコロナの働き方|根暗で内向的な人ほど成功する社会の到来

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新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が、社会構造の変革に多大な影響を及ぼしていることは、言うまでもありません。

 

オンライン会議やリモートワークなど、これまで先延ばしにしてきた「進化」を、社会全体が迫られる状況となりました。

 

ここで、内気な方に朗報です。

 

「人付き合いが苦手・・・」

「一人が楽・・・」

 

このように内向的な性質こそ、アフターコロナ時代、活躍できる人の条件」となるかもしれません。

 

ウィズコロナ、そしてアフターコロナの社会において、内向性はいかに強力なメリットとなるのか?

 

社会の構図、がらっと変わります。

 

 

メリット1:孤独耐性

 

内向的な人は、自分自身と向き合う時間を苦にせず、むしろ一人でいることを「楽」だと感じることが出来る。

 

実はこれ、才能なんです。

 

実際私も、クラウドソーシングを利用した完全に非対面で完結する翻訳業務を何年も行っておりますが、

 

在宅ワークにおいて「根暗は才能」だと、常々感じております。

 

誰かと一緒にいないと「寂しさ」や「物足りなさ」を感じ、どんどん外に出て、どんどん人に会う。

 

ミーティングや飲み会で、大勢の人と親睦を深めることに喜びを感じる。

 

これまでの社会では、外交的な人ほど成功しやすい構図にありました。

 

しかし、感染症の世界的流行に伴い、これまで築いてきた対面ありき」の社会構図の脆弱性が露呈し、社会は大混乱。

 

技術に伴った「人間の進化」が、急速に求められる結果となりました。

 

人との接触を最小化するため、対面せずに仕事ができる環境の整備が、着々と進められています。

 

過渡期こそ混乱していますが、結果的に得られる時間やコストの節約、満員電車や人口集中問題の解決、未知なる感染症へのリスク回避・・・

 

企業にとっても労働者にとってもメリットが大きく、アフターコロナの時代においても、過去の構図に完全に後戻りすることはありません

 

非対面式の働き方が定着していくことで、「一人が苦にならない」は、ビジネスにおいて強力な武器となる。

 

メリット2:テキスト適性

 

今後拡大していく「非対面式の働き方」において、武器になるのは話術よりも書術だ。

 

内向的な人は発言前に深く考える傾向があるため、「話すこと」よりも「書くこと」に優れている場合が圧倒的に多い。

 

私が行っているクラウドソーシングを利用した翻訳業においても、クライアント様との対面はおろか、通話すら一度もしたことはありません

 

にもかかわらず、お仕事をいただき、金銭をいただき、ありがたいことに高評価までいただくことが出来ている。

 

新しい働き方の筆頭ともいえる「フリーランス」は、そもそも仕事がもらえなければ、稼ぐことは出来ません

 

では、お互い会わずして、一体どこで相手を判断しているのか?

 

それが、「テキスト」なんです。

 

非対面式の社会においてモノを言うのは、トーク術ではありません。

 

丁寧に組み立てられた繊細かつ簡潔な文面で、いかに相手の信頼を獲得できるか

 

これは、最も肝心なスキルといっても過言ではありません。

 

在宅勤務の拡大によって、就業時間の多様化が進んでいく中・・・

 

今後のビジネスにおいて、相手の時間を一方的に奪わない「テキストでのやり取り」は、主流の連絡手段となっていくことでしょう。

 

丁寧かつ簡潔に意図を伝えるため、思考をめぐらせて組み立てる必要があるテキストでのやり取りは、内向的な人の得意分野です。

 

メリット3:自己解決能力

 

内向的な人が持つ、今後の社会で成功していく上での強力なメリット。

 

それは、「友達が少ない」ことだ。

 

従来の働き方においては、分からないことは近くにいる上司や同僚に気軽に聞いたりして、簡単に人に頼ることが出来ていた。

 

しかし、これからの時代はそうはいかない。

 

フリーランスとして在宅ワークをしているとつくづく思うが、自己完結型の働き方において、人を頼ることは容易ではないのだ。

 

インターネットをフルに活用し、自分で情報を選別し、自分の力で問題を解決していく習慣こそ、アフターコロナの時代に求められる最大の能力。

 

オンライン上に世界中の知恵が集結したことにより、人脈がモノを言う時代は終わった。

 

内向的でもともと友達が少ない人は、この自己解決能力の基本が、すでに身についているケースが非常に多いのだ。

 

一方、周囲に助けてくれる人が多く、簡単に周りの人に頼れる環境にあった人は、これから少々苦労するかもしれない。

 

▼参考記事

saichou.hateblo.jp

 

メリット4:リスク管理能力

 

東京オリンピック開催への期待や、新元号発表のお祝いムードもつかの間。

 

青天の霹靂のような今回のコロナパニックを受けて、今一度、その重要性を知らしめたもの

 

それが、「リスク管理だ」。

 

今回の事態を受けて、多くの人が「ヒヤッとした」のではないだろうか?

 

あんな大きな会社も、あんな大きな国も、いとも簡単に崩れ落ちてしまいそうな綱渡り状態に陥っている。

 

自分の人生に、自分が所属する組織に、自分が暮らす国に、地球全体に・・・

 

いつ何時、どんなとんでもない緊急事態が発生するかは、誰にも予測できなかった

 

だからこそ、未知なるリスクを視野に入れた上で準備が整った人」を目指していく必要がある。

 

これは、内向的な人の得意分野だ。

 

世の中の調子がいい時期にも、いかに調子の悪い時にも対応できる暮らし方、働き方、お金の使い方、生き方を、追求できるか

 

リスクと向き合うことは、これからの時代「デキる人」の最低条件となる。

 

内向性を生かして、自分自身にしっかりと向き合い準備ができた人」を目指していくことが、アフターコロナを力強く生き抜いていくコツである。

 

▼参考記事

saichou.hateblo.jp

 

さいごに

 

新型コロナウイルスの流行が、これまで人類が後回しにしてきた「社会の大変革」を、今、もたらそうとしています。

 

通信技術の進歩、AIの誕生、ネットショッピングの普及、働き方改革ミニマリストブーム、副業ブーム、地方移住者、フリーランスの増加など・・・

 

これまで時間をかけて、少しずつ確実に変化してきた社会の構図

 

その点と点がついに繋がって、我々もまた、過去を脱ぎ捨てる覚悟を持たなければいけない時期に、突入しているのかもしれません。

 

社会は「団体プレー」から「個人戦」のフェーズへと、舵をきりはじめた。

 

組織としての実績ではなく、個人としての実績を獲得していく意識こそ、新しい働き方にふさわしいスタンスではないだろうか?

 

コロナ前の生活に戻りたいと嘆くよりも、まだ見ぬよりよい未来のために。

 

これからの主役は、「内向人」だ。

 

アフターコロナの時代へ向けて、「あなた個人の市場価値」を磨き上げるために・・・

 

さぁ、今すぐ動き出そう!