ささいな出来事が、一日中頭から離れない。
・仕事でのミスや失敗
・喧嘩や失恋
・人間関係の葛藤
・自分の言動に対する後悔
「考えても仕方ない」と分かっていても、スパッと気持ちを切り替えられず、気分の低空飛行が続いてしまう・・・
巻き戻せない過去の出来事にとらわれ、縛られ続けてしまうのは一体なぜなのか?
この記事を最後まで読むと、引きずらないコツが手に入る。
原因は自分にある
人間は誰しも、「自分が一番かわいい」ものです。
ですから、大切な自分を傷つける「人」や「状況」に対して、
しかしながら・・・
「感情を引きずってしまう」となると、話は変わります。
例えば、自分を傷つけた誰かの言動が頭から離れず、相手に対する憎しみや怒りを手放せずに、今もなお苦しんでいる。
この場合、悪いのは「相手」でしょうか?
答えは・・・
「あなた自身」なのです。
なぜなら、今この瞬間、相手はあなたに何ら危害を加えていないはず。
すでに目の前にすらいない相手を必死で想い、過去を手放さない「選択」をしているのは・・・
あなた自身なんです。
感情を引きずり始めた時点で、
あなたを傷つける犯人は、「相手」から「自分」にすり替わっているという事実に、まずは気づきましょう。
自分を苦しめているのは、相手や過去の失敗ではなく、「今のあなた自身」なんです。
これは言い換えれば、自分次第でいくらでも感情を手放すことが出来るというこ
抑圧の罠
では、そもそもなぜ、感情を引きずってしまうのだろうか?
そのきっかけとなるのが、「感情の抑圧」
腹が立つけど、言い返せない。
泣きたいけど、泣けない。
大人になると、自由に感情をさらけ出して生きることは難しい。
特に接客業やサラリーマンの場合、
不利益を被りたくないから、感情をぐっとこらえる。
実はこの「感情の抑圧」こそが、モヤモヤループへの入り口なのです。
感情の抑圧によって、そのときどきの感情にケリがつかないので、モヤモヤを抱え続けてしまうわけです。
つまり、気持ち切り替えるためには・・・
感情にケリをつけてしまえばいいのです。
とはいえ、会社で泣いたりキレたりすれば、結果的に不利益を被ることとなり、更なる泥沼にはまっていきます。
▼参考記事
大人なら、感情のケリは「一人でこっそりつけるもの」。
①状況の正当化
感情にケリをつけるための、ひとつめの方法。
それは、「状況の正当化」です。
感情とは、否定すればするほど、目を逸らせば逸らすほど、大きくなります。
頭を支配している状況から目を逸らさず、徹底的に分析し、「理屈」を見つけてください。
理不尽な上司にイライラ・・・
でもこの上司のおかげで、スルースキル磨かれてるなぁ。
自分のミスにしょんぼり・・・
でもこの失敗があったからこそ、ゆるんでた気が引き締まった。
すでに起きてしまった出来事に対する「解釈」を、強制的にプラスに転換していくのです。
無理矢理ひねり出した理屈であったとしても、プラスの解釈でストーリーにピリオドを打つ。
あの手この手の理屈で、自分自身を納得させる。
自分を納得させる材料が増えれば増えるほど、頭を支配していた嫌な気持ちは、みるみる力を失っていくのです。
②感情の計画化
「状況の正当化」で太刀打ちできない場合は・・・
「感情の計画化」をしてください。
分かりやすく言えば、このモヤモヤを「次にどう生かすか」を考えるのです。
傷ついているのに愛想笑いをしてしまった自分が許せないなら・・・
次同じ状況になったとき、必ず真顔で対応すると決める。
理不尽に担当外の仕事を押し付けられることに納得がいかないなら・・・
次同じ状況になったとき、「なぜ自分が?」と聞くと決める。
少々威嚇的な方法にも思えますが、あなたの尊厳を明らかに無視している相手に対しては、この方法を断然おすすめします。
そもそもモヤモヤしなくても済むように、次に向けてしっかりと計画し、実行する。
泣いたりキレたりせず、毅然とした態度で「NO」を伝える。
これが出来るとナメられることがなくなり、モヤモヤを抱えるシチュエーション自体が遠ざかっていくのです。
▼参考記事
・解釈を変える。
・行動を変える。
気持ちを確実に切り替える方法は、このふたつしかないんです。
さいごに
あなたには「自分の心を守る責任」があります。
ご機嫌ナナメを他者のせいにせず、感情のコントロールを身に付ける努力をしていくことは、大人の責任なんです。
どんな人も、浮かない顔より笑顔が似合う。
笑顔でいることは、なによりの社会貢献です。
感情に振り回されず、自分の感情を支配する責任者であるという意識を忘れずに・・・
さぁ、ごきげんな毎日を手に入れよう♪