こんにちは、さいちょうです。
生きるのがしんどい・・・
今、「生きづらさ」をかかえている人が急激に増えている。
その原因は「情報の過多」なんだ。
この記事を最後まで読むと、あなたの人生を窮屈なものに変えている「生きづらさの正体」がわかります。
あなたのラベル
あなたは自分自身に対して、どのようなイメージを持っていますか?
人生を生きづらくさせる、あらゆる「気質」や「性格」。
- 繊細すぎる(HSP)
- 完璧主義
- 神経質
- 真面目すぎる
- 落ち込みやすい,etc.
僕はHSPだから、生きるのがつらい・・・
人生を生きづらくさせる、あらゆる「精神状態」。
- うつ病
- パニック障害
- 不安障害
- 強迫性障害
- 離人症,etc.
僕はうつ病だから、生きるのがつらい・・・
あなたの人生から自由を奪う、無数のセルフイメージ。
はたしてそれらは本当に、「あなたそのもの」と言えるでしょうか?
あなたの本質
私たちには、生まれもった「個性(=脳の特徴)」があります。
全員が、まったく同じ脳をもって生まれるわけではありません。
生まれもった脳が、恐怖に反応しやすい(=警戒心が強い)子もいれば、そうでない子もいる。
ただし・・・
生まれもった「個性(=脳の特徴)」が、生きづらさを決めるわけではありません。
たしかに、小さい頃から生きづらさを感じていたわけではない・・・
私たちの人生を、どんどん窮屈なものへと変えていった張本人。
それは・・・
決して、君自身の「本質」ではない。
あなたが大人になるにつれて自分自身に貼りつけた、無数の「ラベル」なのです。
ラベルのもと
その「ラベル」は、一体どこからやってくるのでしょうか?
発生源は「情報」です。
このグラフは、厚生労働省が発表している「精神疾患をかかえる患者数」を調査した資料。
西暦2000年(平成12年)あたりを境に、うつ病患者が急激な増加の一途をたどっていることが確認できる。
一体、どんな転換点があったんだろう?
2000年前後・・・
抗うつ薬のマーケティングとして「うつは心の風邪」というキャッチコピーとともに、あらゆるメディアを通して、
「うつ病」という概念が世間に急速に広まり、浸透した時期。
それまで「うつ病」という言葉は、一般の人に馴染みはなかったんだ。
今では、誰もがその「概念」を知っている。
それの何が問題なの?
商品を売るためのCMや広告から、私たちが手に入れた「うつ病」に対する知識。
鬱は「憂鬱になる」病気。
鬱は「無気力になる」病気。
鬱は「心の風邪」のようなもの。
ひょっとして僕、うつ病かな・・・?
自分の「状態」をうつ病という「ラベル」に、むすびつけることができるようになってしまった。
うつ病に対する知識がなければ、疑うことすらできなかったはずなんだ。
症状の固定化
自分に「うつ病」の疑いをもち、自分を「うつ病」と確信し、自分に「うつ病」のラベルを貼る。
それが事実なら、何も問題はないんじゃないの?
たしかに「うつ病」は存在します。
私も経験したから、よくわかるんだ。
明らかに正常を脱した状態であり、その状態に「うつ病」という名前がつくことに、異論はありません。
でも、鬱はちゃんと治るんです。
つまり・・・
うつ病はあなたの「一時的な状態」であって、あなたと「イコールではない」。
にもかかわらず、私たちは経験や知識から手に入れた情報を「ラベル」に変えて、自分自身に貼りつけてしまう。
僕=うつ病なんだ。
僕=HSPなんだ。
僕=人見知りなんだ。
僕=毒親持ちなんだ。
ラベルを貼ることで、症状が「固定化」されてしまうのです。
5分後の君は、今の君とはまったく違うのに・・・
ある状態から抜け出すことを不可能にしているのは、あなたがあなた自身に貼っている「ラベル」なのです。
症状の増加
その上「ラベル」は、本来なかったはずの症状まで増やしてしまう。
鬱は「死にたくなる」病気。
どこかで耳にした情報が、知らず知らず脳に刷り込まれていくうちに・・・
僕、死にたいかもしれない・・・
なかったはずの「症状」まで、尾ひれをつけて運んでくるのです。
無防備に情報を浴び続けるのは、非常に危険なことなんだ。
そもそも「うつ病」という概念を知らなければ、自分に「うつ病」のラベルを貼ることはできない。
そもそも「毒親」という概念を知らなければ、自分に「毒親持ち」というラベルを貼ることはできない。
情報が概念を生み、概念からラベルが生まれるんだ。
「うつ病」というラベルを貼っているかぎり、「うつ病」があなたにとってデフォルトの状態になる。
「毒親持ち」というラベルを貼っているかぎり、「毒親持ち」があなたにとってデフォルトの状態になる。
変幻自在の人生を閉じ込めているのは「あなたの本質」ではない。
あなたがあなた自身に貼っている、その「ラベル」なのです。
ラべルの正体
生きてるうちに耳にした言葉や情報が、今のあなたの「ラベル」を形成している。
誰かに「人見知りだね」と言われた経験が、あなたに「人見知り」のラベルを貼りつける。
きっかけは根拠すらない、誰かの何気ない「つぶやき」にすぎなかった。
にもかかわらず、私たちは他人の何気ない催眠にあっさりハマり、自分の人生をラベルの中に閉じ込めていく。
ましてや、24時間365日、世界中とつながれるスマホを手にした現代人。
数えきれない情報に触れ、数えきれない意見に触れるたび・・・
僕=〇〇なのかな?
人生をしばる「ラベル」は増え続け、自由は奪われていくのです。
これでは「生きづらさ」を感じて当然なのさ。
現代人は情報の過剰摂取により、がんじがらめの状態にあるのです。
ラベルの排除
百歩譲って他人の言葉が正しく、あなたが「人見知り」だったとしましょう。
しかしそれは、あなたの「そのときの状態」であり、あなたの状態は、絶えず変化し続けている。
仮にあなたが「うつ病」だったとしましょう。
しかしそれは、あなたの「そのときの状態」であり、あなたの状態は、絶えず変化し続けている。
流れゆく雲のように。
この世に存在するすべてのものは常に移り変わり、一瞬たりともその同一性を保つことができない。
「諸行無常」という仏教の教えです。
今の君と1秒後の君は「違う」んだ。
だから「ラベル」はいらない。
無数のラベルによる洗脳を捨てて、今この瞬間を「まっさらな状態」で味わおう。
あなたは人見知りでも、几帳面でも、真面目でもありません。
全部ただの「思い込み」だったんだ・・・!
昨日は完璧主義だったけど、今日は適当で、明日は大雑把だっていいんです。
ラベルを貼らないかぎり、あなたは変わり続けるのです。
リミッターの解除
ラベルは人生を制限する「足かせ」となる一方で、現状を肯定する「言い訳」にもなる。
僕は人見知りだから、話さないでおこう・・・
苦手なことを避ける口実に使えば、その場では楽ができます。
自分は毒親持ちだから、残念な人生なんだ・・・
現状を肯定する口実に使えば、その場では楽ができます。
だけど・・・
ラベルの中に閉じこもる人生は、いつも「苦しまぎれ」なんです。
君の本質がどんどん小さくなり、生きる心地がしなくなってしまうんだ。
生きづらさの正体は・・・
あなたがお人好しだからでも、あなたがHSPだからでも、あなたがアダルトチルドレンだからでもありません。
自分を閉じ込めていませんか?
苦しみの根源は、変わらない過去にあるのではない。
今すぐにでも捨てることのできる、その「ラベル」にあるんだよ。
あなたを形容するすべてのキーワードを脱ぎ捨てて「ゼロ」になろう。
今この瞬間を、ありのままに感じて・・・
あなたも知らなかった未知の自分に、今すぐ会いに行こう。
最後まで話を聴いてくれて、どうもありがとう!フラットな状態で生きることを大切にしてあげてね!約束だよ。