こんにちは、さいちょうです。
約10年前、私はパニック障害と重度の鬱状態を経験しました。
その過程で経験したのが、不眠です。
ひどいときは一睡もできない日々が数日続き、脳が正常に機能しなくなる感覚を味わいました。
砂嵐がかかったように視界が乱れたり、体が鉛のように重く感じたり、短い文章を読むのにとてつもない時間がかかったり・・・
このまま一生眠れなかったらどうしよう?
そんな不安に、押しつぶされそうな日々を送っていました。
でも、大丈夫。
不眠はちゃんと治ります。
鬱のときって、頭の中が不安やマイナス思考でいっぱいで、1分1秒をやり過ごすのも本当に苦しいですよね。
寝れたら楽になるのに・・・
心からそう願うのに、どうしても眠れないのです。
寝れなくても、大丈夫。
この記事を最後まで読むと、眠れなくても焦る必要がない理由がわかります。
私たちが眠れない理由
私たちの体は、戦闘と休息を同時に行うことができません。
ライオンが目の前にいるのに、安心して眠りにつくことはできません。反対に、眠っているのにライオンから全力で逃げ出すこともできませんよね。
不眠症の状態は、長期的に抱えてきた不安やストレスによって、脳が常に戦闘モードに陥ってしまっている状態です。
まるで目の前にライオンがいるみたいに、ドキドキして眠れないんです。
あなたの体はどんなときも、あなたの命を守ることを最優先に考えてくれています。
不眠で苦しんでいる今もそう。
極度の不安やストレスによって身の危険を察知した脳が、あなたの体を危険から守るために戦闘モードに整えて、あえて眠りにつかせないようにしているのです。
寝たい・・・楽になりたい・・・!
そう思えば思うほど、あなたの焦りを敏感にキャッチする脳は戦闘モードをさらに強めて、どんどんリラックスから遠ざかる悪循環に巻き込まれていってしまう。
心配しなくて、大丈夫。
焦る必要はない理由
生命維持に必要な睡眠すら足りない状況に至れば、あなたの体はちゃんとモードを切り替えて、あなたに睡眠を与えてくれます。
少しずつ、少しずつ。
たとえあなたが望まなくてもです。
不眠で苦しんでいる今この瞬間も、あなたの体はあなたを生かすために、必死で奔走してくれているのです。
今は自分自身の体を信じて、身をまかせてみても大丈夫。
体に起きるすべての反応は常に自分の味方であるという事実に気づき、睡眠への執着を手放すことが不眠症克服の第一歩です。
今この瞬間も、ボロボロの状態で必死に戦い続けてくれているあなた自身に「ありがとう」を、どうか声に出して伝えてあげてください。
ありがとう・・・ありがとう・・・!
大丈夫。
心配しなくていいんだよ。
私の話に最後まで耳を傾けてくれてありがとう。不眠で苦しいときはきっとまた会いにきてね!約束だよ。