突然不安になる「パニック発作」すぐに試せる具体的な3つの対処法

こんにちは、さいちょうです。

 

私は過去に、パニック障害(不安障害)で苦しんだ経験があります。

 

誰か助けて・・・

 

 

街ゆく人にしがみつき、「そばにいてほしい」と助けを求めたくなるほどの、猛烈な不安感

 

いつ牙をむくかわからないパニック発作に常に不安をかかえ、

 

もう一生、心からリラックスできることはないのかな・・・

 

その後の人生に、絶望すら感じていました。

 

でも、大丈夫。

 

 

そんな私でも、今ではすっかり心穏やかな日々を取り戻すことができたんです。

 

だから君も、大丈夫。

 

この記事を最後まで読むと、急激な不安を「外に逃がすコツ」がわかります。

 

※パニック障害を根本的に解決するためには、他の記事もあわせてご覧ください。

1.視線を使う


ひとつめに使うのは、「視線」です。

 

 

ある思考に支配されたとき、私たちの視線は動かず、一点にとどまる。

 

突然だけど、昨日の夕飯は何を食べた?

 

昨日の夕飯について考えたとき・・・

 

あなたの視線は動いたはずです。

 

思い出そうとしたら、無意識に上を見ていた!

 

 

思考が切り替わると、視線が切り替わる。

 

思考と視線には、深いつながりがあるんだ。

 

私たちの思考が「強い不安に支配された」とき。

 

視線は一点にとどまりがちになり、焦点は次第にぼやけ、憔悴しきった表情で・・・

 

 

周りから見れば、まさに「心ここにあらず」といった状態になります。

 

自分の中の不安と向き合うことで、いっぱいいっぱいなんだ・・・

 

思考がとどまると、視線がとどまる。

 

抜け出すには、「逆」をしてあげればいいんだよ。

 

 

視線を動かすことで、思考を動かそう。

 

ランダムに素早く動くピンポン玉を目で追うようなイメージで・・・

 

視野の端から端まで、視線を素早く移動させ続けてみてください

 

そして一点一点、視線が止まった先の情報を、脳にじゃんじゃん取り込んでみてください。

 

窓!

 

壁!

 

時計!10時!

 

こうすることで・・・

 

不安でパンク寸前だった脳の処理が、内から外へ向くのです。

 

 

体の外側にある世界を、もっとよく「観察」してみてください。

 

スーツ、暑そうだなぁ・・・

 

あの広告のフォント、可愛いなぁ・・・

 

綺麗な色のスカーフだなぁ・・・

 

目の前に広がる景色に目を向けよう。

 

 

ひとつの山もクローズアップしてみれば、一本一本の木があって、一枚一枚の葉が集まってできている。

 

もっと細やかに。もっと近づいて。

 

視界に入ってくるもの、ひとつひとつに丁寧に目を向けていく努力。

 

それはきっと、内側の不安を外に逃がす「風穴」を開けてくれる。

2.指先を使う


視線を外に向けてみても、油断すればまた、内側の世界へと意識が引きずり込まれてしまう。

 

外の世界との距離を、もう一歩、近づける方法。

 

 

それは、「触覚」です。

 

なかでも特に指先は、非常に繊細な感覚をもっている。

 

視界の中にある、触れられるものに、触れてみてください。

 

自分自身の髪や肌

履いているジーンズの生地

肩にかけたバッグ

手に持っているコップ

 

 

それらに触れたことのない人に、その感触を言葉で伝えられるぐらいに・・・

 

指先からその感触を、じっくりと味わってみてください。

 

君は、どう表現する?

 

辞書には載りきらない無限の「感触」が、この世には存在しています。

 

ほわほわ・・・?

 

とぅるとぅる・・・?

 

ひやひや・・・?

 

指先を通して外の世界につながる感覚を、しっかりと感じ取ってみてください。

 

 

自分自身の身体を使って、外側の世界へとつながる努力。

 

それはきっと、内側の不安を外に逃がす「流れ」を作ってくれる。

3.筋肉を使う


私たちの心と体は、リンクしています。

 

 

不安を感じれば、胸がドキドキする。

 

同様に・・・

 

胸がドキドキすれば、不安を感じるのです。

 

どっちが先であろうが、心と体は同じ方向に動くんだ。

 

これこそが、自律神経の乱れ(パニック発作)による「理由のない不安」の正体です。

 

体と心は、互いにリンクしているんだね・・・

 

その通り!これを「逆」に利用するんだ。

 

不安になれば筋肉は緊張状態となり、体がこわばります

 

 

不安を軽くするには・・・

 

こわばった体を、ゆるめてしまえばいいんです。

 

体の状態を変えることで、心の状態を変えることができるんだ。

 

最もおすすめなのが、人間の体の中で一番大きい「太ももの筋肉」を刺激すること。

 

 

ひざをなるべく前に出さないようにして、腰を落とした状態をキープし続けてみてください。

 

うぅ・・・かなりきつい・・・

 

太ももの筋肉がみるみる熱くなり、あなたの意識は、太ももに向かざるを得なくなっていく

 

まだまだ。限界までがんばって!

 

・・・もうダメ!限界だぁ!

 

「これ以上は無理」というところまで耐えたあと、体を解放すると・・・

 

 

全身がゆるむ感覚が、味わえるのです。

 

なんだか、心まですっきりした気がする・・・!

 

頭を止めて、体を使おう。

 

不安に支配された心と体のこわばりを、運動によってときほどく努力。

 

それはきっと、内側の不安を外に押し出す「力」を生みだしてくれる。

まとめ


不安に襲われそうなときは・・・

 

  • 視線
  • 触覚
  • 筋肉

 

この3つを、お守りとして持っていてあげてください。

 

パニック障害は、必ず治ります。

 

 

大丈夫。
不安になってもいいんだよ。

 

最後まで耳を傾けてくれて、どうもありがとう。不安になったら、いつでもまた会いにきてね。約束だよ。