傷つきやすい自分を変える方法

何気ない相手の一言が、いつまでも頭から離れない…

 

他人の言動に、簡単に傷ついてしまう…

 

失礼なことを言います。

 

それは“妄想癖”です。

 

人の言動を敏感にとらえてしまう人というのは、相手の言葉や行動に、自分自身の“妄想”を加えて、解釈してしまっているのです。

 

相手の何気ない一言に、

 

バカにしてるんじゃ…

 

嫌味なんじゃ…

 

見下してるんじゃ…

 

私のこと嫌いなんじゃ…

 

こんなふうに先回りして、“勝手な理由付け”をしていくわけです。

 

ですから当然、無駄に傷つくことになるのです。

 

でも、考えてみてください。

 

言葉を発した相手の意図、本心というのは、“あなたが絶対に知り得ない領域”にあるものです。

 

仮にあなたが相手に問い詰めたところで、本音が聞ける保証はないばかりか、

 

人はそもそも、“自分の気持ち”すら、正確に把握できていなかったりするものです。

 

ですから、言葉を発した本人すらよく分かっていない発言の意図を、あなたが推測することなど、“無駄”でしかないのです。

 

あなたもきっと、“何気なく”発言をすることがあるはずです。

 

“何気なく”というのは、その言葉通り、「何も考えていない」「何の意図もない」ということです。

 

人の言葉や行動には案外、“何ら意図がない”場合も、非常に多いのです。

 

にも関わらず、わざわざあらゆる理由付けをして、自分自身を傷つけてしまっているわけです。

 

相手の言葉に、“言葉以上の意味”を、与えないでください。

 

相手が「美味しい」と言えば、「美味しい」なのです。

 

相手が「羨ましい」と言えば、「羨ましい」なのです。

 

相手が「嫌い」と言えば、「嫌い」なのです。

 

相手は言葉の通りに感じたんだなぁ。

 

ただ、それだけのことなのです。

 

そして相手の言葉から読み取った感情は、ながめるだけで十分です。

 

あなたと相手は別の人間ですから、気持ちは一致しなくて当然なのです。

 

相手の感情は、決してあなたの心に侵入させず、傍観するだけ。

 

相手の感情と自分の心は、“明確に線引き”すること。

 

勝手な妄想で、相手の言葉に、“言葉以上の意味”を与えないこと。

 

これらを意識することで、他人の言動に一喜一憂する日々から、きっと解放されることでしょう。