人に会うと疲れる・・・
・本音が言えない
・お世辞を言ってしまう
・愛想笑いが癖
「いい人でいたい」と思うあまり、人との会話が、「労働」
その努力の方向性、間違っているかもしれません。
今回は「いい人でありたい」という欲望が、
この記事を読んで「いい人の呪縛」から解放されると、人生が10
「傷つけたくない」の嘘
誰ひとり傷つけずに、生きていくことはできません。
海外に暮らしていたころ、多国籍の人間が参加する食事の席で、
アジア圏出身のメンバーが、白人女性に対し「
すると、その白人女性の表情が、かすかに曇ったのです。
ずいぶんあとになって知ったのですが、西洋において「小顔」は、
彼女にとっては「褒め言葉である」という概念がない中・・・
頭が小さいという指摘は、「脳が小さい=頭が悪い」
発言した本人は、自分の賛辞が相手を傷つけるだなんて、夢にも思わなかったことでしょう。
しかし、彼女は内心、傷ついていたのかもしれません。
世の中には、人の数だけ「価値観」が存在しています。
親友だって、家族だって、あなたとは別の人間であり、
つまりは・・・
いくら相手を傷つけまいと気を遣ったところで、
「傷つけたくない」は、幻想です。
これは誰が悪いという問題ではなく、価値観が違う以上「お互い様」。
あなたが知らない間に誰かを傷つけていると同時に・・・
あなたもきっと、誰かの何気ない一言に傷ついた経験があるはずです。
「本音」を言おうが
「建前」を言おうが・・・
お互いに、傷つけるときは、傷つけてしまう。
別の人間である以上、避けられないのです。
だとしたら・・・
いい人ぶって、心にもないお世辞を言って相手を傷つけてしまったら、目も当てられない。
「いい人でいよう」とすることは、「人を傷つけない」方法にはならないのだ。
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さぁ、 お世辞を捨てる勇気が出てきただろうか?
「嫌われたくない」の嘘
人はなぜ「いい人でいよう」と思うのか?
「相手を傷つけたくない」という利他的な動機の裏に、さらに根深い動機が存在する。
それは「相手に嫌われたくない」 という、利己的な「保身」の感情である。
相手に嫌われたくないから・・・
・話を合わせる
・頼み事を受け入れる
・ニコニコしている
こんなふうに、あなたの中にある「いい人像」を、演じてしまうわけです。
しかしこれは残念ながら、不毛な努力です。
ニコニコしているあなたを「八方美人」だと嫌う人もいれば・・・
ワガママなあなたを「素直でかわいい」と感じる人もいるんです。
「嫌われたくない」は、幻想です。
あなたがどんなに気を遣おうが、あなたがどんなにワガママになろうが・・・
嫌われるときは嫌われる。
好かれるときは好かれるんです。
どんな聖人でも、すべての人間に好かれることは「不可能」。
それなら・・・
本音を隠して嫌われるよりも、本音を出して嫌われた方が、100倍マシだ。
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さぁ、愛想笑いを捨てる準備はできただろうか?
「優しさ」の嘘
「いい人」は、「優しい人」ではありません。
内心傷ついているのに笑ってみせたり、悪くもないのに「すみません」が口から出たり・・・
相手の感情を優先し、今にも溢れそうな涙を必死で堪え、笑顔を浮かべている。
他者の顔色をうかがって、自分自身の心にナイフを刺し続けている。
なんて「冷たい人」なのだろう?
このような状態は、あなたにとっても相手にとっても「不幸」だ。
「優しさ」のエネルギーには、「限り」があります。
「内弁慶」という言葉がありますが・・・
外でいくら「いい人」と言われても、大事な家族に「優しさ」を向けられないのでは、本末転倒だと思いませんか?
限りある「優しさ」の矛先は、自分にとって「大切な者順」に向けなければならないのである。
見知らぬ人よりは友人に。
同僚よりは恋人に。
店員さんよりは家族に。
そして、他の誰よりも優先して「優しさ」を向けなければならない存在は・・・
あなた自身なのです。
この世に自分自身より大切な人は、いません。
自分に優しくした「余剰分」でしか、本当の意味で、人に優しくすることは出来ないのです。
余裕を失った「やけくその優しさ」より、自分が満たされた上での「心遣い」を。
さぁ、人前で感情を出す勇気が、湧いてきただろうか?
さいごに
何かを「演じている」限り、本当のあなたは、世の中に認識すらされないまま・・・
この世にたった一人の「あなた」を、いつまで心の中に閉じ込め、独り占めするつもりでしょうか?
大丈夫。ありのままでいい。
さらけ出してみれば・・・
みんな違うから、みんなおもしろいんです。
ありがちな「いい人キャラ」なんかより、「そのままのあなた」に100億倍の価値がある。
さぁ、殻を破って「あなた」を知らせよう!