自己肯定感を高めるには「自分の機嫌をとること」

自分に自信が持てない。

 

自分は何か、“劣っている”ような気がする。

 

喜ばしい状況においても、「自分なんかが…」という気持ちが、ふいに湧いてきてしまう。

 

自己肯定感が持てないのは、一体なぜなのか。

 

育った環境のせいでしょうか?

 

生まれ持った気質のせいでしょうか?

 

いずれにせよ、安心してください。

 

自己肯定感は…

 

過去の経験が“どうであれ”、

生まれ持った気質が“どうであれ”、

 

「あなた自身の力」で、「いくらでも育める」ものなのです。

 

その方法とは…

 

「自分自身の、機嫌をとること」なのです。

 

自己肯定感が低い人は、無意識のうちに、自分よりも“他者の顔色”を伺い、他者に“気を遣って”生きています。

 

自分に自信がないばかりに、自分よりも、他人を優先してしまう“癖”がついているわけです。

 

まずは、それをやめましょう。

…と、言われても

 

長いあいだ体にしみついた癖を、すぐさま切り捨てることは、容易ではないでしょう。

 

逆説的に、考える必要があるのです。

 

普段あなたは、あなた自身を、“おざなりにしがち”なわけです。

 

だからこそ、意識的に、あなた自身の「ケア」をしてあげる必要があるのです。

 

難しいことではありません。

 

「今日はたくさん歩いたな」と思ったら、ストレッチをしてみる。頑張った自分の体をさすって、ほめてあげる。

 

疲労を感じたら、お風呂にゆっくりつかってみる。今日はちょっと贅沢に、オレンジジュースも持ち込んでしまおうか。

 

体を洗うとき、自分の体のすみずみに、「ありがとう」を伝えながら、流してみる。

 

心が落ち着かないときは、「今日も頑張ったね」と、自分で自分の頭を、なでてあげる。

 

必ずしも、口に出す必要はありません。心の中で語りかけるだけでも十分です。

 

こんなに簡単なことですが、普段から自分自身をおざなりにし、ぞんざいに扱ってきた人ほど、

 

自分自身の優しさに、涙が溢れてくるかもしれません。

 

そしたら思う存分泣いて、小さな子供をあやすような気持ちで、自分自身を、あたたかく抱きしめてあげればいいのです。

 

忘れないでください。

 

あなたは、あなたにとって、“誰よりも大切な人”なのです。

 

愛する我が子やペットなど、普段あなたが大切にしている者、

 

弱くて、もろくて、愛しい者に、接するような気持ちで…

 

もっと自分自身に目を向け、気にかけ、丁寧に扱い、大事にしてあげる必要があるのです。

 

そうすることで得られる「大切にされている」という実感こそが、自己肯定感へと、つながっていくのです。

 

あなたを肯定するのは、

“あなた自身”なのです。

 

疲れを感じたときこそ、意識的に自分の“お世話”をしてあげてください。

 

ちょっとしたことで構いません。五感を刺激するものなら、尚よいでしょう。

 

あなたは、

あなた自身に認めてもらえば、

十分なのです。

 

どうか、忙しい日々の中にも…

 

あなた自身に問いかけ、語りかけることを、忘れないであげてください。

 

あなたにとって最大の理解者は、“あなた自身”なのです。