「死の恐怖」を克服する5つの方法

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死ぬのが怖い。

 

私も過去に死の恐怖に支配された日々を送っていたことがあります。

 

パニック障害に伴う疾病恐怖に陥り、「自分の健康状態には異常があるに違いない」と思い込み、あらゆる検査を受けました。

 

結果は異状なしも関わらず、死ぬことが怖くて、毎日が不安で不安で、仕方がなかった。

 

今、「死の恐怖」に悩むあなたに伝えたい。

 

 

無理に排除しない

 

まず第一に、未知なものは怖くて当たり前ということを、理解してください。

 

死んだら地獄に行くとか、天国に行くとか、はたまた完全に無になるとか・・・

 

色々な説がありますが、死んだことのない私たちには明確な答えなど、分かり得ないのです。

 

分からないんだから、怖くて当前なんです。

 

死に対する恐怖心は、たったひとつの命を危険から守るために備わった能力です。

 

「死の恐怖」を感じることができなければ、人は簡単に死んでしまう。

 

「死の恐怖」は、あなたの味方なんです。

 

まずは「死ぬのが怖い」と感じている自分を、ありのままに受け止めましょう。

 

それこそが「死の恐怖」に振り回されない人生への、スタート地点です。

 

恐怖をガソリンにする

 

ホリエモンこと堀江貴文さんが、こんなことを語っています。

 

死ぬのが怖かったから、それを考えなくても済むように、忙しくしていた。

 

堀江さんといえば有名な起業家であり、現在も幅広い分野でご活躍されています。

 

そんな彼が、無駄に時間を過ごすことなく、超人的な多動力でいち早く成功できた裏側にあったもの。

 

それが、「死の恐怖」なんです。

 

いくら考えたところで、未来に訪れる死は逃れられない。

 

だから、その暇を作らず、「今」に没頭する。

 

大勢の前に立ってスピーチしたり、ライオンに追われているとき、死の恐怖について考え込む余裕はないのだ。

 

死の恐怖をガソリンにして「今できること」に必死で取り組み続けると、超人的スピードで成長できる。

  

▼参考図書

時間革命 1秒もムダに生きるな

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多動力 (幻冬舎文庫)

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ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

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  • 作者:堀江 貴文
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

一日単位で生きる

 

一生とは、一日一日の積み重ねで構成されています。

 

一日を、一生のつもりで、生きてみてください。

 

目覚めとともに産まれ、眠りについたら死ぬ。

 

本気でそう考えると、「死の恐怖」について思い悩んでいる暇はなくなり、やるべきことが見えてくる。

 

実は行き過ぎた「死の恐怖」に悩まされる人は、心のどこかで、「自分はまだ死なない」と信じている。

 

今日で人生が終わるなら・・・

 

自分に何が残せるか?

 

多くの人が見過ごしがちな問いに、今こそ本気で向き合うチャンスだ。

 

後悔をつぶす

 

行き過ぎた「死の恐怖」の原因。

 

それは人生において、「やり残したことが多すぎる」ことだ。

 

今死んだら、何を悔やむか?

 

両親に感謝を伝えたかった。

あの人に謝りたかった。

勇気を出して挑戦すればよかった。

 

このままじゃ死ねない!

 

人生に対する悔いが多いことこそ、死の恐怖を増大させる原因なのだ。

 

今死んだら後悔することを、片っ端から片付けていこう。

 

いつかしたいと思っていること、今すぐやろう。

 

常に自分の人生に納得できる状態を保つ努力が、死の恐怖を和らげるのである。

 

年齢と競う

 

歳を重ねることは、死に近づくということ。

 

実年齢に比べて、経験値が遅れをとると、死への恐怖は大きくなる。

 

体は30歳になったのに、自分が持っている能力や経験値が、20のときと大して変わらない。

 

時間が流れた以上、それは現状維持ではない。後退だ。

 

自分自身の年齢と競い合うかのように、経験して、挑戦して、知恵を磨いていこう。

 

実年齢に10年分差をつけたなら、それは寿命を10年稼いだも同然だ

 

密度の濃い1年を重ねていこう。

 

さいごに

 

どんなに悩んでも、どんなに考え込んでも・・・

 

未来は分からないし、過去は変えられません。

 

私たちが唯一コントロールできるのは「今、この瞬間」だけ。

 

コントロール下にない未来の死を憂いて、今を見捨て続けるのは、もうやめましょう

 

最後まで今を見つめ、最後まで今に没頭する生き方こそ、「死の恐怖」を克服する、たったひとつの方法なんです。