自分が話すと、場の空気が凍り付く。
話を上手く盛り上げられず、いつも相手を退屈させているような気がする。
自分には、ユーモアがないんだ・・・
それ、間違いです。
相手を楽しませられないのは、話の内容がつまらないからではない。
魅力的な話し方には、「ルール」がある。
この記事を最後まで読むと、今よりちょっと「面白い人」になれる。
短文で語る
人の話を集中して聞くためには、多大なエネルギーが必要だ。
人はあなたの話を、「長々と集中して聞いてはくれない」ということを忘れてはいけない。
ダラダラ話せば話すほど、相手の集中力は逸れていき、あなたの話は「魅力」を失っていくのである。
いつまでしゃべるんだろう?
そう思われるのは、意外と早い。
相手を楽しませたければ、余計なものは可能な限り省いた方がいい。
濃縮し、簡潔に語ろう。
短文で語るだけでも、あなたの話は一気に魅力を取り戻す。
相手の集中力を無駄遣いしないマナーが、話の面白さにつながるのである。
結論から語る
結論を先送りにしてダラダラしゃべれば、先に相手の集中力が切れてしまう。
つまり何が言いたいの?
そんなふうに、相手を苛立たせてしまうのだ。
着地点がわからない話に、人は興味を維持することが出来ない。
もったいぶらず、結論から話そう。
結論から話をスタートさせてこそ、相手はその結論に至るプロセスに興味を持ち、はじめて話に聞き入ることが出来るのだ。
ギャップを狙う
いや~、昨日めちゃくちゃ面白いことがあってさ~!
こんなふうに自らハードルを上げて、相手に期待させるのは論外です。
笑いとは、「ギャップ」から起こる。
不意打ちこそ、相手を楽しませるために必要なシチュエーションなのだ。
お笑いのプロでもない限り、笑ってほしいポイントで、相手よりも先に笑ってはいけない。
何食わぬ顔で発言するからこそ、そのギャップが相手の笑いを誘うのである。
描写する
相手を飽きさせず、楽しんでもらうためには、相手を自分のスト―リーの中へと引き込む必要がある。
▼参考記事
そのために役に立つのが、状況を鮮明に思い浮かべられる「描写」だ。
例えば、「服にジュースをぶちまけたエピソード」を話したいとする。
①昨日、服にジュースこぼしちゃって、もう大変だったの!
②昨日お洒落なカフェで一人優雅に読書してたら、トマトジュースぶちまけてさ、白いワンピだったから銃で撃たれたゾンビみたいになったんだけど、テラス席でさ・・・
どうでしょう?
リアルな状況を想像できる描写や例えを加えた後者の方が、圧倒的に続きが気にならないだろうか?
嫌われる勇気を持つ
相手に嫌われたくない!
そう思うと、「えーっと」とか「あの・・・」とか「その・・・」みたいな、言い訳がましい変な前置きが増えていく。
自信を持って言い切ることが出来ず、「~かもしれない」とか「~と思うんだけど・・・」みたいな、曖昧な発言しか出来なくなる。
個性を消した状態で、相手を楽しませることは不可能だ。
そもそも相手の顔色を伺ったところで、嫌われときは嫌われる。
わがままな人が「正直者」だと愛されることもあれば、優しい人が「八方美人」だと嫌われることもあるわけで。
好きか嫌いかなんて結局、相手が判断する領域なのだ。
▼参考図書
あなたの個性を出していこう。
違うからこそ、面白いのである。
さいごに
以上5つのコツを、会話に苦手意識を持つあなたに、ぜひ試してみてほしい。
「口下手」と「話し上手」の違いは、コツを掴めているかどうか。
案外、それだけなのかもしれない。