特に理由はないけど、何をしていても、心から楽めない。
無気力で、何もやる気が起きない。興味がわかない。
常にだるい…
そんな方は、少なくないはずです。
それは、
脳の疲れです。
昨今のような情報社会では、脳が疲れてしまって“当然”なのです。
ネットを開けば、数え切れないほどの情報や娯楽が、溢れかえっています。
私たちはスマホやパソコンさえあれば、いつでもそれらに、簡単にアクセスすることができます。
私たちは過去に比べて、暇を持て余すことが、なくなりました。
スマホを忘れたり、取り上げられてしまったらと思うと…
時間をどう埋めたらいいか不安になるほど、私たちはスマホ、
つまりは、“情報”に、依存しているのです。
退屈ゆえに、星が何個あるか数えてみたり、空の雲を擬人化してみたり、風に揺られる木々を眺めたり…
いわゆる“ぼーっとする時間”が、昔に比べて、圧倒的に少なくなってしまったのです。
朝起きてから眠るまで、常に脳が情報の処理に追われているわけですから…
脳が「もう限界!」と、あなたにSOSを送ってきているのです。
その状態が、「無気力」なのです。
ひとことで言えば、
脳のバッテリー切れです。
では、情報が溢れかえるこの時代に、バッテリー切れを避けるには、一体どうすればいいのでしょうか。
それは、「意識的に休むこと」なのです。
輪ゴムをイメージしてみてください。
左右の手で両端をつかみ、ゴムを引き伸ばし続けたら、どうなるでしょうか。
いずれ限界を迎えると、ちぎれてしまいます。
一方で、限界まで張りつめる前に、“意識的にゆるめ”、また伸ばしてを繰り返せば、
ちぎれることを、避けることができす。
無気力なあなたの脳は…
限界まで張りつめた、輪ゴムのような状態です。
余裕がないのです。
「一旦ゆるめて!」って、必死で訴えているのです。
あなたの脳に、休息を与えてあげてください。
瞑想までしなくとも…
ただただ、ぼーっと、浅い思考に留まる時間が、必要なのです。
簡単なことで構いません。
通勤時間は、考えごとをするよりも、好きな音楽を聴く時間にする。
疲れを忘れるほど没頭していることでも、あえて今日だけは、休みにする。
朝起きたら、布団から出る前に、窓の外で揺れる木をぼーっと眺める。
無気力を感じたら、一旦、空を見上げてみる。
小さいこと、短い時間で構いません。
“空っぽの時間”を、“意識的にもうけること”が、大切なのです。
あなたの脳は、常に情報にさらされ続けていることに、気づいてください。
そして、いたわってあげてください。
ちぎれる前に…
休むことも、仕事なのです。
脳のバッテリーが充電されること
=心が充電されることです。
意識的に休みを取り入れることで、想像以上にパワフルなあなたに、きっと出会えることでしょう。