あれ?なんか機嫌悪い・・・?
- 上司の機嫌が気になり、
仕事のパフォーマンスが下がってしまう。 - 怒られるのが怖くて、
質問や報告をためらってしまう。 - 理不尽な叱責に放心状態となり、仕事に集中できなくなってしまう。
損をするのは、何故か「あなた」なんです。
怒りのもらい事故に、泣き寝入りしてはいませんか?
今回は、頭に血が上った上司の怒りを一瞬で鎮める、魔法の言葉を紹介します。
この記事を最後まで読むと、怒りっぽい上司は味方に変わる。
キレる原因
実は相手がキレている原因は、必ずしもあなたにあるとは限らない。
ただひとつ確かなのは、キレている人は「余裕がなくなってしまっている」ということだ。
仕事がキャパオーバーで切羽詰まっていたり、家庭内のトラブルを抱えていたり、納得いかない人生を送っていたりと・・・
簡単に言えば「満たされていない」とき、人は怒りっぽくなるのである。
怒りっぽい上司は、生きることに不器用なのだ。
上司の心は非常に疲れ、傷つき、弱っている状態です。
やり場のない怒りを抱えて生きているため、ほんのちょっとのことを引き金に、自分より立場の弱い部下にぶつけてしまうのである。
キレる目的
キレることで何が得られるのか?
頭に血が上ってしまった上司の目的は、もはや「対話」ではありません。
冷静さを失ってキレた時点で、すでに相手の目的は「あなたを言い負かすこと」になっているのである。
自分より立場の弱い部下を制圧することによって、「自分の正しさ」を、なんとかして訴えようとしている。
私は間違ってないよね!?
そんな、心の叫びなんです。
なんとかして認めてもらわなきゃ心がもたないほどに、心が弱ってしまっているのである。
キレる目的が「承認欲求を満たすこと」であるがゆえに、理不尽なことも言うし、正論も通じない。
怒り狂って興奮している相手は、
周囲の言葉など、届かない場所にいるのです。
そんな相手のヘッドフォンを外す方法は、ただひとつ。
相手の正解を尋ねる
それは、「相手の正解を尋ねる」ことなのだ。
興奮した相手に納得いかない叱責を受けたときは、タイミングを見て相手に尋ねよう。
「自分はどうするべきだったのでしょうか?」
これこそが相手の怒りを一瞬で鎮める、マジックワードなのである。
相手の正解を尋ねることには、2つの強烈な効果がある。
まずはひとつめ。
相手は興奮のあまり、自分の立場でしか物事を考えられなくなっている状態だ。
そんな相手に自分の立場での正解を求めることで、一瞬にしてあなたの立場へと移行させることが出来るのである。
すると上司は、興奮ぎみに教えてくれることでしょう。
「お前は・・・こうするべきだったんだよ!」
これを言わせれば、勝ったも同然です。
相手ははじめてあなたの立場で物事を考えた上に、自分が提示した答えの理不尽さに、内心ハッとする。
上司自ら気づくことで、一気に冷静さ取り戻させることができるのである。
そしてふたつめ。
人が理不尽に激怒する「目的」を思い出してほしい。
そもそも上司が必死で満たそうとしているのは、「承認欲求」なのだ。
あなたが上司を頼りにし、質問を投げかけ、アドバイスを求めることで、上司の承認欲求は満たされる。
つまり・・・
それ以上あなたにキレる理由が、なくなってしまうのである。
相手の怒りを鎮めるには・・・
・相手自身に気づかせる
・キレる目的を達成させる
この2つさえ、クリアできればいいのである。
まとめ
私自身、「相手の正解を尋ねる」ことにより、機嫌の悪かった上司から謝罪をされた経験があります。
「テクニック」というと、聞こえが悪いかもしれませんが・・・
適度に活用することで、人間くさい部分も互いに認め合い、むしろ良好な関係を築くことが出来ている。
「ごめんね、悪かった」
「すみません、反省しています」
「ありがとう、助かった」
「ありがとうございます、頼りにしてます」
互いに完璧じゃない人間同士、本音で「ごめんね」と「ありがとう」を言い合えれば、たいていの問題は解決するのだ。
職場とはある意味、「戦士の集まり」です。
優しくて繊細な人ほど、パワハラ気質な上司や気分屋の上司に翻弄されて、疲弊してしまう。
理不尽な上司の怒りに、振り回されてしまうあなたへ。
もしかしたら「相手の正解を尋ねる」テクニックが、最高の対処法になるかもしれません。
何よりも大切な、自分の心を守って働くために。
そして、より良好な関係性を築いていくために。
さぁ、賢くしたたかに戦いましょう!